ゆっくりボイスとは?

ゆっくりボイスとは、株式会社アクエストの音声合成エンジン「AquesTalk」で作られる、独特の機械的な読み上げ音声のことです。SofTalkやゆっくりMovieMakerといったソフトを通じて広まり、ゆっくり実況やゆっくり解説という動画ジャンルを生みました。収益化した動画などで使う場合はライセンスが必要になることがあるため、必ず公式の利用条件を確認してください。

ゆっくりボイスとは、ニコニコ動画やYouTubeでおなじみの、少し平坦で機械的な響きを持つ合成音声のことです。「ゆっくりしていってね」というフレーズとともに知られ、ゲーム実況や解説動画のナレーションとして長く親しまれてきました。人の声とは明らかに違う、あの独特の読み上げ方が、かえって聞きやすい、親しみがあると感じる人も少なくありません。

ゆっくりボイスの仕組み

ゆっくりボイスのもとになっているのは、株式会社アクエストが開発した音声合成エンジン「AquesTalk」です。テキストを入力すると、それを音声に変換して読み上げます。人の声を録音してつなぎ合わせるのではなく、音を合成して作る方式のため、あの独特の機械的な声になります。

このエンジンを手軽に使えるようにしたのが、Windows向けの読み上げソフト「SofTalk」です。入力した文章をそのまま読み上げて音声ファイルに保存できるため、動画のナレーション作りに広く使われました。その後、ゆっくり系の動画を作るための編集ソフト「ゆっくりMovieMaker」が登場し、キャラクターの立ち絵と字幕、音声を組み合わせた動画を作りやすくなりました。

ゆっくり実況とゆっくり解説の文化

ゆっくりボイスを使った動画は、大きく「ゆっくり実況」と「ゆっくり解説」に分けられます。ゆっくり実況はゲームのプレイ動画にゆっくりボイスで実況を付けたもので、ゆっくり解説は歴史や科学、事件、雑学などのテーマを、2人のキャラクターの掛け合いで説明する形式です。

定番のキャラクターは、東方Projectの二次創作から生まれた霊夢と魔理沙の「ゆっくり」です。顔を出さずに済み、自分の声を録音する必要もないため、多くの投稿者がこの形式で動画を作ってきました。キャラクター同士の会話でテンポよく話が進むので、むずかしいテーマでも気軽に見られるのが人気の理由です。

利用するときに確認したいこと

ゆっくりボイスは気軽に使えるイメージがありますが、もとになっているAquesTalkは株式会社アクエストの製品です。個人の非営利の利用と、収益化した動画や企業の宣伝での利用とでは、条件が異なる場合があります。商用での利用にはライセンスの購入が必要とされているため、動画を収益化する予定がある方は、使う前にアクエストの公式サイトで最新の利用規約を確認してください。

  • 音声エンジンの利用条件(商用利用、収益化した動画での利用)
  • 使っているソフトごとの利用規約
  • キャラクターの立ち絵を使う場合は、原作の二次創作ガイドラインや立ち絵の作者が定めた規約
  • YouTubeで収益化する場合は、似た構成の動画を量産していないかという独自性の観点

ゆっくり解説と独自性

ゆっくり解説は形式がある程度決まっているため、ほかのチャンネルと似た動画になりがちです。テーマの選び方、調べた情報の深さ、キャラクター同士の掛け合いの面白さなど、そのチャンネルならではの要素を入れることが、視聴者にも選ばれやすく、YouTubeのポリシーの面でも大切です。

自然なAIナレーションという選択肢

ゆっくりボイスは味のある声ですが、聞く人を選ぶ面もあります。ゆっくり系に慣れていない人や、落ち着いた雰囲気の解説を求める人には、人の声に近い自然な読み上げのほうが届きやすいこともあります。最近のAI音声合成は抑揚や間の取り方が自然になり、ナレーターに頼んだような仕上がりに近づいています。

比較ゆっくりボイス自然なAIナレーション
声の印象機械的で個性が強い人の声に近く落ち着いている
向いている動画ゆっくり実況、掛け合い形式の解説ドキュメンタリー風の解説、ショート動画、商品紹介
視聴者層ゆっくり系の動画に親しんでいる人幅広い層

なお、FacelessGenieにはゆっくりボイスはありません。FacelessGenieで使えるのは、日本語を含む30以上の言語に対応した自然な読み上げのAIナレーションです。声の雰囲気を試したい方は日本語読み上げツールを、AIナレーションのコツはAIナレーションの解説をご覧ください。

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